新型うつ病

英語
atypical depression
New type depression
新型うつ病とは
新型うつ病(英: Atypical Depression)は、従来型のうつ病とは異なり、抑うつ症状が一定の状況で軽減するなど特徴的なパターンを持ちます。
特に、職場や義務の場面で症状が現れ、プライベートでは元気な様子を見せることがあります。
一見わがままに映る行動の背景には、現代社会特有の心身のアンバランスが関与しており、中医学では「肝気鬱結」「心脾両虚」などの概念から理解します。
新型うつ病の特徴
- 自己主張が強く、うつ病を自ら公表する傾向がある
- 被害者意識が強く、他者への批判が目立つ
- 職務中は抑うつ的だが、休日や趣味には積極的
- 医療機関ではうつと診断されるが、周囲との摩擦が多い

中医学的アプローチ
中医学では「心」「肝」「脾」のバランスが情緒と深く関わるとされます。新型うつ病は「肝気鬱結」や「心神不寧」などの状態として捉えられ、以下の経穴が用いられます:
- 内関(ないかん)— 情緒の安定、心の鎮静
- 膻中(だんちゅう)— 胸の詰まりを解消
- 鳩尾(きゅうび)、巨闕(こけつ)— 心胃を和す
- 足三里(あしさんり)— 消化器の調整と気の補い
現代医学との違い
現代医学では脳内の神経伝達物質のアンバランスを主因とし、抗うつ薬などによる対症療法が行われます。一方、中医学では身体全体の「気・血・津液」の巡りや、五臓の協調を重視し、原因を内側から整えていきます。
整身・整息・鍼灸の実践例
真の治癒を目指すには、次のような総合的アプローチが有効です:
- 整身:正しい姿勢と身体のバランスを取り戻す施術(整体・導引)
- 整息:呼吸を整えることで、自律神経の過緊張を鎮める(丹田呼吸・息を「観る」)
- 鍼灸:気の流れを整え、身体と心の調和を取り戻す
参考文献
『新型うつ病のデタラメ』 中嶋聡 著(新潮社, 2012)
関東中央病院「現代型うつ病と“新型うつ病”」
厚労省「いわゆる新型うつの理解と対策」ほか
外部リンク
参考文献
「新型うつ病」のデタラメ
中嶋聡 (著) 新潮社 2012


