
反射性交感神経性ジストロフィー症候群
英語
Reflex sympathetic dystrophy syndrome :RSDS
もくじ
・反射性交感神経性ジストロフィー症候群で使用する経絡・経穴(ツボ)の例
反射性交感神経性ジストロフィー症候群とは
反射性交感神経性ジストロフィー症候群(RSD)は、主に外傷や手術後に発症することが多い慢性的な痛みを伴う病態です。
神経系の異常な反応により、痛みが強く、腫れや皮膚の変化が現れることがあります。
特に、手足などの末梢部位に見られることが多いです。
反射性交感神経性ジストロフィー症候群は厚生労働省による難病指定はされていません。
神経系統の機能障害としては 7 級程度の相当になることがあります。

反射性交感神経性ジストロフィー症候群の主な症状
初期は外傷部位に限局して見られる激痛で、しだいに、疼痛と症状はより広い範囲にみられる傾向があります。
非常に強い痛みが数年間続くことが多いです。
激しい痛み(焼けるような痛みのことも)
じっとしていても痛む(自発痛)
少し触れただけで痛む(アロディニア)
ぶつかったりすると耐えられない痛み(痛覚過敏)
腫れ
発汗の異常
皮膚の変色(ジストロフィー性皮膚病変)
末梢循環不全(血管運動神経性病変)
皮膚温の変化
筋肉の萎縮
筋力低下
関節可動域の制限
骨の萎縮
腱膜炎
反射性交感神経性ジストロフィー症候群の原因
神経系が通常の痛みに対して過敏に反応することで発生するといわれています。
最初は外傷(骨折や外科手術など)が引き金になることが多いです。
関節鏡検査、注射、抗てんかん薬、抗痙攣薬による刺激
四肢切断、急性心筋梗塞、脳卒中、癌に続発
発症後、痛みが長期間続くことがあります。
反射性交感神経性ジストロフィー症候群の病院での治療
根本的にRSD/CRPSを治す治療はありません。
治療は症状の緩和を目的として、鎮痛薬、物理療法、神経ブロック、心理的アプローチなど。
反射性交感神経性ジストロフィー症候群と自律神経の関係
事故や手術などで身体が外傷を負うと、自律神経(交感神経)が作用し血管を収縮させ、出血を抑えようと調整します。
この自律神経の作用が怪我の回復過程と同調せずに血液が流れにくい状態がつづくことで強い痛みが起こります。
次第に末梢の血流の不足が広がり、広範囲に栄養が行き渡らず組織がやせ細って壊れで新たな疼痛が発生する悪循環が続きます。
反射性交感神経性ジストロフィー症候群と似た病気
RSDと似た病気には複合性局所疼痛症候群(CRPS)があります。
(Complex regional pain syndrome :CRPS)
CRPSは、神経障害性疼痛を引き起こす慢性の神経障害性疼痛です。
複合性局所疼痛症候群
神経組織以外の組織の損傷に起因するタイプ(I型)
神経組織の損傷に起因するタイプ(II型)
反射性交感神経性ジストロフィー症候群で使用する経絡・経穴(ツボ)の例
鍼灸や指圧治療として自律神経系や痛みを考慮したアプローチになります。
肝兪(かんゆ)
脾兪(ひゆ)
腎兪(じんゆ)
中脘(ちゅうかん)
など
※市販の「お灸」をする時の参考としても使用できます。
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関連外部リンク
Reflex Sympathetic Dystrophy (RSD) Syndrome
Reflex Sympathetic Dystrophy (RSD) Syndrome
What Is Reflex Sympathetic Dystrophy Syndrome?
WebMD
Complex regional pain syndrome
Mayo Clinic