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陽白(ようはく) |

「光・浄化・視野の開放」
英語
Gall Bladder(GB)14
Yang Bai(Yang White)
陽白(ようはく)
足の少陽胆経14
The Gallbladder Meridian of Foot-Shaoyang
陽白
ようはく
yohaku
取穴部位
瞳孔の直上、眉毛中央部の上方1寸(およそ指幅1本分)。
前頭部を軽く触診し、眉を持ち上げたときに前頭筋が動く柔らかい凹みに取る。
筋肉
前頭筋
運動神経
顔面神経(側頭枝)
知覚神経
眼窩上神経(第1三叉神経枝)
血管
眼窩上動脈
主治
- 眼精疲労・目の奥の痛み
- 前頭部の頭痛(神経性・肝陽上亢)
- まぶたの痙攣・視界のぼやけ
- 顔面神経麻痺・額のシワの非対称
- 精神疲労・集中力の低下・うつ傾向
名前の由来(語源と象徴)
「陽白」の「陽」は太陽・光・外に向かうエネルギー、「白」は光明・純粋・清浄の意味を持ちます。
このツボはまさに眉間の上、目に光が差し込む場所にあり、「視界に光をもたらし、意識を明るく導く」ことを象徴しています。
また、「白」は五行で金に属し、**沈んだ気を一掃して浄化する作用**も担うとされます。
つまり「陽白」は、**頭部のくもりを祓い、精神と視覚をクリアにする“光の導き手”**とも言える存在です。
東洋医学的意義
- 少陽胆経の上昇する気を調整し、前頭部や目に昇る余分な熱を引き下ろす
- 「肝開竅於目」「目は心の窓」の観点から、肝気・心神の安定を目を通じて図る
- 精神の乱れ、視覚の混濁、思考の停滞を同時に解決する“三焦調整の焦点”
象徴的意義・臨床応用
- 画面やスマホなど視覚刺激の多い現代人において、**心眼の曇りを拭い去るツボ**として活用
- まぶたのピクつきや、目を開けても「見えた気がしない」ような患者に深く効く
- 精神的な視野狭窄(選択肢が見えなくなっている状態)に対して、視覚と意識の焦点を合わせ直す意図で用いる
- 本神・神庭との連携で、不眠・夢の多さ・鬱屈といった「上に気が偏った」状態を調える

→頭臨泣(あたまりんきゅう)
←本神(ほんじん)
→足の厥陰肝経
←手の少陽三焦経
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