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頭臨泣(あたまりんきゅう) |

英語
Gall Bladder(GB)15
Tou Lin Qi(Head Overlooking Tears)
頭臨泣(あたまりんきゅう)
足の少陽胆経15
The Gallbladder Meridian of Foot-Shaoyang
頭臨泣
あたまりんきゅう
atamarinkyu
取穴部位
瞳孔の直上、神庭穴と頭維穴を結ぶ線上で、髪際より内方0.5寸付近。
軽く前頭部に指をあてて、眼窩上縁の延長線と髪際ラインの交点に位置する。
筋肉
前頭筋
運動神経
顔面神経(側頭枝)
知覚神経
眼窩上神経(第1三叉神経枝)
血管
眼窩上動脈
主治
- 前頭部痛、片頭痛、側頭部の張り
- めまい、視界のかすみ、光に過敏な眼精疲労
- ストレス性の抑うつ・怒りの感情が高まった際の不快感
- 眼の奥の違和感や流涙(涙が止まらない)
- 気が上に昇って眠れない・焦燥感が強いときの鎮静
名前の由来(語源と象徴)
「臨泣」は「泣くに臨む」と書きますが、ここでの「泣」は単なる涙ではなく、**感情が極まったときに表出する“心のあふれ”**を意味します。
つまりこのツボは、**“感情と向き合う”頭部の臨界点**として名づけられたと考えられます。
「頭」は文字通り頭部を指し、「頭臨泣」は**頭上において感情の奔流が出口を求める場所**という象徴的意味合いを持ちます。
東洋医学的意義
- 胆経の少陽の気が最も強く発露する部位の一つで、**“怒り・決断・発散”**といった胆の性質が集中的に表れる
- 肝胆が過剰に上衝した結果として現れる頭痛・目の異常に対して、**発散と鎮静の両面を調える**
- 神庭や陽白と組み合わせることで、**過敏になった精神活動を穏やかに鎮める効果**がある
象徴的意義・臨床応用
- 「何かが溢れそうなのに、涙にも言葉にもならない」―そんな状態のクライアントに最適
- 頭部に“熱がこもる”タイプのパニック、感情爆発、ヒステリー症状などに対し、**意識の通り道を開くように**刺鍼
- 「頭に血がのぼる」感覚を訴える人に、沈静と開放のバランスを与える
- 頭頂部から熱が抜けるような施術を目指す際の起点にも

→目窓(もくそう)
←陽白(ようはく)
→足の厥陰肝経
←手の少陽三焦経
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