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目窓(もくそう) |

「目窓=心の窓」
英語
Gall Bladder(GB)16
Mu Chuang(Eye Windows)
目窓(もくそう)
足の少陽胆経16
The Gallbladder Meridian of Foot-Shaoyang
目窓
もくそう
mokuso
取穴部位
頭臨泣穴の後方1寸、髪際のラインに沿うように存在する。
前頭部から側頭部へ向かう際、眼の真上をたどり後頭にかけて開かれる「視界の延長線」にある重要点。
筋肉
帽状腱膜(前頭部から側頭にかけて広がる薄い腱膜)
運動神経
顔面神経(側頭枝)
知覚神経
眼窩上神経(第1三叉神経枝)
血管
眼窩上動脈、後頭動脈
主治
- 視力の低下、眼精疲労、仮性近視
- 頭重感、片頭痛、特に眼の奥に響くタイプの頭痛
- 情緒の緊張や目の酷使による集中力低下
- 眼と脳をつなぐ「意識の開口部」に滞りがあるときの疏通
- 内にこもった感情が「外を見たくない」心理反応に結びつくケース
名前の由来(語源と象徴)
「目窓」は文字通り「目の窓」。
この名称は単なる視覚器官としての目ではなく、**「心の窓」としての目の在り方**に着目していると考えられます。
東洋思想において、目は「肝の竅(あな)」であり、肝胆の気が眼を通じて“外界との関係”を築きます。
このツボはその“窓”を開閉する鍵となり、**内面の感情や精神状態を外へ向かわせるための観察点**です。
東洋医学的意義
- 肝胆の熱が上衝すると視界が乱れる。その熱を散らし、**意識と視覚の通路を整える**
- 目の不快や視覚異常が、精神的ストレスや抑圧された感情とリンクする場合、**“見え方”を変えるアプローチ点**になる
- 胆経の上部経穴のなかでも、**視覚-脳-感情ラインの交差点**として重要視される
象徴的意義・臨床応用
- 「何を見てもぼんやりする」「見たくないけど見ないといけない」と訴える方に使用
- 眼球疾患の裏に感情の蓄積やストレスがあるとき、**“感情の窓”をそっと開くように軽刺**
- 瞑想やマインドフルネスのサポートポイントとしても応用可(“内観”の補助)
- 視野狭窄や外界への関心低下に対して、**心と視界のリンク回復を意識した施術**

→正営(しょうえい)
←頭臨泣(あたまりんきゅう)
→足の厥陰肝経
←手の少陽三焦経
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