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輒筋(ちょうきん) |

「輒=すぐに起こる」×「筋=感情が宿る身体の器官」
英語
Gall Bladder(GB)23
Zhe Jin(Sinew Seat)
輒筋(ちょうきん)
足の少陽胆経23
The Gallbladder Meridian of Foot-Shaoyang
輒筋
ちょうきん
chokin
取穴部位
淵腋穴から乳頭に向かっておよそ1寸、肋間に取穴。
肋間筋の動きを観察しながら触診し、圧痛または緊張部位を確認するのが定位の鍵となる。
筋肉
前鋸筋
運動神経
長胸神経(C5〜C7)
知覚神経
肋間神経外側皮枝
血管
外側胸動脈、胸背動脈
主治
- 胸脇部の緊張、肋間神経痛
- 呼吸に連動する肋間部の痛み
- 乳房緊満感、乳腺炎、乳頭の違和感
- ストレスによる胸部の「しこり」感
- 肩から胸にかけての引きつり
名前の由来(語源と象徴)
「輒(ちょう)」は「すなわち」「たやすく起こる」、「筋(きん)」は筋肉、経絡、または身体の線状構造を意味する。
つまり「輒筋」とは、**“気の緊張がたやすく筋に表れやすい場所”**という象徴的意味合いが込められている。
胸部という感情の温床において、ストレス・怒り・不安が**筋の収縮として可視化されるポイント**といえる。
東洋医学的意義と現代的応用
- 少陽胆経は「決断・方向性・外向性」を司る。そのエネルギーが胸郭を通る際、感情との摩擦が生じやすい。
- 輒筋はそのエネルギーが“内面と外面の境界”において緊張し、筋として現れる象徴的な場所。
- 「胸に抱え込む」ストレスを、筋肉の“収縮”という形で表現している。
- 特に乳房の緊張・違和感・痛みを訴える女性において重要な診断・施術ポイント。
臨床応用・象徴的アプローチ
- 「胸が苦しい」「ため息ばかり出る」「言葉にならない不安がある」といった訴えに寄り添うツボ。
- 手技や鍼で輒筋を緩めることで、**“ため込んだ想い”が呼気とともに流れ出す体験**を引き起こせる。
- 乳房周囲のしこり感や張りに対して、循環と気の巡りを促進する効果あり。
- とくに感情と体感が分離しやすい人には、**「身体が先に解放されることで心も動く」**という実感を与える。

→日月(じつげつ)
←淵腋(えんえき)
→足の厥陰肝経
←手の少陽三焦経
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