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日月(じつげつ) |

日月=陰陽交差の象徴
「意思」と「感情」の調整点
ただの「募穴」としてでなく、**“人間の心の天体”**
決断、呼吸、感情解放をつなぐ
英語
Gall Bladder(GB)24
Ri Yue(Sun and Moon)
日月(じつげつ) (胆経の募穴)
足の少陽胆経24
The Gallbladder Meridian of Foot-Shaoyang
日月
じつげつ
jitsugetsu
取穴部位
期門穴の直下約5分(0.5寸)、第7肋間、前正中線の外方4寸。肋骨弓の端を触診し、呼吸に合わせて動きを観察しながら取る。
筋肉
外腹斜筋、内腹斜筋
運動神経
肋間神経
知覚神経
肋間神経前皮枝、肋間神経外側皮枝
血管
肋間動脈
主治
- 脇痛、肋間神経痛
- 胆嚢機能不全、黄疸、口苦
- 胃もたれ、胸焼け、嘔気
- 情緒の不安定、イライラ、決断障害
- 生理前症候群(PMS)に伴う肋脇部の張り
名前の由来(語源と象徴)
「日」と「月」は、陰と陽、昼と夜、光と影といった二元の対比を象徴している。
日月穴はまさにその**“陰陽の合流点”**であり、**胆経が陰経(肝経)と接点を持つ要衝部**にあたる。
また、**「日」は意思、「月」は感情」**を表すとも言われ、日月穴は「感情と意思が交錯する肋部」にあり、**精神と身体の“気のズレ”を調整する場所**と捉えられる。
東洋医学的意義と現代的応用
- 胆経の募穴として、五臓六腑のうちの「胆」と直結するエネルギーセンター。
- 肋骨の湾曲点に位置することから、「抑えられた怒り」や「方向性を失った決断」が身体化する場所。
- 呼吸が浅くなる、脇が詰まる、ため息が多くなる、といった**“横隔膜の緊張”**が関与する症状に特効。
- また、胸郭の可動性低下により「心が閉ざされた」状態の人にも、身体からアプローチ可能。
臨床応用・象徴的アプローチ
- 決断力を失っている人に対して、**「自らの太陽と月を取り戻す」**ことを促す。
- 東洋思想において「胆」は決断の臓。日月穴は、**“迷いや優柔不断”という気の滞りを流す開放点**。
- ストレスや怒りを外に出せず、内に溜め込みやすい性格傾向の人に対して効果的。
- 「胸にしまったままの想いを光にさらす」——その意識で施術すると、治療効果が深まる。

→京門(けいもん)
←輒筋(ちょうきん)
→足の厥陰肝経
←手の少陽三焦経
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