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陽輔(ようほ) |

英語
Gall Bladder(GB)38
Yang Fu(Yang Assistance)
陽輔(ようほ)(経火穴)
足の少陽胆経38
The Gallbladder Meridian of Foot-Shaoyang
陽輔
ようほ
yoho
取穴部位
外果(外くるぶし)の上4寸、腓骨の前縁からわずかに前(約3分)に取る。
触診では、外果と膝関節の中点よりやや下で、短腓骨筋がやや浮き上がるあたりを目安に。
緊張や圧痛が明確な部位が取穴点となることが多い。
筋肉
短腓骨筋
運動神経
浅腓骨神経
知覚神経
外側腓腹皮神経、浅腓骨神経
血管
前脛骨動脈
主治
- 下腿外側や足首の腫れ・痛み・しびれ
- 坐骨神経痛(特に腓骨神経走行に沿った痛み)
- めまい・耳鳴り(特に情動や怒りと関係する場合)
- 体内に「熱」がこもったことによる頭重感、顔面紅潮
- 夜間の落ち着かなさ、不眠傾向
名前の由来
「陽輔」の「陽」は、胆経が足の**陽経**に属していることを指し、**外側を巡る明るく活動的なエネルギー**を象徴します。「輔」は「補佐・助ける」の意であり、このツボが**胆経のエネルギーを補い、決断力や気力を支える作用がある**ことを意味します。
つまり、陽輔とは「外側から明るい力で内なる決断を後押しする補佐官」といった意味を内包していると考えられます。
その他・重要な臨床応用
- 経火穴として、体内の「湿熱」や「鬱熱(こもった怒り)」の排出を助け、情緒と筋緊張のバランスを取る。
- 特に右側の頭痛・肩こり・わきの詰まり感など「一方通行の怒り」のような感情に対して効果的。
- 胆経が関係する「時間帯のイライラ」(23:00~3:00)に着目し、睡眠改善にも応用される。
- 「足に力が入らない」「地に足がつかない」と感じるクライアントへの接地感回復のサポートにも使われる。
象徴的意義と施術者へのヒント
このツボは、「自分一人で戦っている」と感じやすいタイプに対し、**他者の力や流れを受け入れる柔らかさ**を呼び覚ます経穴です。
施術では、クライアントが**ふと涙を流す、心が解ける、力が抜ける**といった変化を見せることもあり、言葉で伝えきれなかった「頑張りすぎ」のサインを読み取る鍵となるポイントとも言えるでしょう。

→懸鐘(けんしょう)
←光明(こうめい)
→足の厥陰肝経
←手の少陽三焦経
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