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侠谿(きょうけい) |

英語
Gall Bladder(GB)43
Xia Xi(Pinched Ravine)
侠谿(きょうけい)(榮水穴)
足の少陽胆経43
The Gallbladder Meridian of Foot-Shaoyang
侠谿
きょうけい
kyokei
取穴部位
第4中足指節関節の前方外側の陥凹部。足背を観察し、第4指と第5指の境界がわずかに分かれる位置にある。
特に歩行や外反母趾の影響を受けやすく、反応点としても鋭敏な位置。
筋肉
第4背側骨間筋
運動神経
外側足底神経
知覚神経
浅腓骨神経
血管
第4背側中足動脈
主治
- 足趾の熱感、腫脹、ピリピリとした末梢神経症状
- 偏頭痛や側頭部の緊張感
- 決断疲労・選択ストレスによる精神的な不安定感
- 肋間神経痛や脇腹の不快感
- 胆経ライン上の“気の偏り”による違和感(片側の症状)
名前の由来
「侠」は“狭い・境界・義を持って守る者”の意。 「谿」は“谷・水の流れ・裂け目”を意味する。
つまり侠谿とは、**“気の流れが分かれる谷間を、侠(おとこぎ)を持って守る場所”**と解釈できる。 感情や意志が揺らぎやすい人において、このツボは、**“選択”と“迷い”の間の流れを整える守護点**として作用する。
また、水穴であることから、**過剰な熱(特に肝胆火上炎)をクールダウンさせる働き**もある。
臨床的意義
- 身体の左右どちらかに“偏る症状”がある場合、侠谿に圧痛が出ることが多い。
- 「やるかやらないか」「こっちかあっちか」で迷っている人に効果的。
- 気の滞りを“谷に落とすように流す”イメージで施術するのがコツ。
- 短時間の刺激でも神経反射が強いため、**施術後は深呼吸を誘導すること**が望ましい。
- 心胆不交(しんたんふこう)のような、**心と胆がうまく連携しないタイプの不眠や動悸にも応用可。**
施術者へのヒント
侠谿は“身体の境界にある谷間”にたとえられます。 人は決断を迫られるとき、必ず心に“割れ目”ができます。 侠谿はその割れ目を感じとり、守り、流れをつくるツボです。 **決断に迷う人、方向性を見失った人の足元に、そっと触れてみてください。** その人の胆(決断する力)が、静かに戻ってくる手助けになるでしょう。

→足竅陰(あしきょういん)
←地五会(ちごえ)
→足の厥陰肝経
←手の少陽三焦経
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