![]() |
足竅陰(あしきょういん) |

英語
Gall Bladder(GB)44
Zu Qiao Yin(Foot Portal Yin)
足竅陰(あしきょういん)(井金穴)
足の少陽胆経44
The Gallbladder Meridian of Foot-Shaoyang
足竅陰
あしきょういん
ashikyoin
取穴部位
第4足指外側の爪甲根部、爪の角から約1分(約3mm)外側に取る。
外からの「気」が一度収束して体内に反射する“扉”のようなポイントで、反応点としての感受性が非常に高い。
筋肉
特記なし(爪甲下の皮膚直下)
運動神経
—
知覚神経
浅腓骨神経
血管
第4背側中足動脈の枝
主治
- 偏頭痛(特に目や耳に関連する部位)
- 不眠・多夢・目覚めが悪い・夢遊傾向
- 耳鳴り・目の奥の痛み・眩暈(めまい)
- 過敏性の情緒や神経疲労
- 怒りがうまく処理できない時(肝胆の気滞火上)
名前の由来
「竅」は“穴・開口部”の意で、ここでは**「感覚世界への入口」**を示します。 「陰」は、肉体内部へと向かう“気”の動きを象徴する文字です。 つまり「足竅陰」とは、**足先に存在する“心身の深奥につながる感覚の扉”**と解釈できます。 このツボは体の末端にありながら、**精神活動や感情の出口・入口を調整する**重要なポイントとされます。
臨床的意義
- **電源のリセットスイッチ**のような働きをもつため、精神疲労や情報過多による神経過敏に対して即効性がある。
- 肝胆火上による**“頭にのぼった熱”を下ろす**効果がある。
- 感覚過敏(光、音、香り、皮膚刺激など)への反応が強い人に試すと、全体の気流れを整える鍵になる。
- 爪先への軽い接触刺激でも、反応点が整うことで**目や耳がスッと開くような感覚**が出やすい。
- 眠れない夜にセルフケアでこのツボを軽く押すと、夢の質が変わることがある。
施術者へのヒント
足竅陰は、足という末端にありながら、**感覚と精神の“起動スイッチ”**のように働きます。 特に現代人のように情報が多く、五感が疲弊している時代においては、 「全てを抱え込んで固まってしまった脳の換気口」として活用できます。
**このツボに触れる時は、力ではなく“問いかけるような軽さ”が鍵です。** まるで閉じた扉にノックするように、静かに響く刺激が本来の「開かれた感覚」を呼び戻すでしょう。

→瞳子髎(どうしりょう)
←侠谿(きょうけい)
→足の厥陰肝経
←手の少陽三焦経
関連記事
