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風府(ふうふ) |

「風に振り回される人生」から、「風を味方にする人生」へ切り替えるスイッチ
英語
Governor Vessel(GV)16
Feng Fu(Wind Mansion)
風府(ふうふ)
奇経 督脈16
The Du Meridian (Dumaixue)
風府
ふうふ
fufu
取穴部位
外後頭隆起の下方で、後髪際を入ること1寸の陥凹部
僧帽筋と胸鎖乳突筋の間のくぼみ(うなじ中央)に位置し、項部の風の通り道
筋肉
項靭帯、僧帽筋上部、頭板状筋深層
運動神経
副神経、頚神経叢の枝
知覚神経
大後頭神経
血管
後頭動脈、頚横動脈上行枝
主治
- 頭痛、後頭部の重圧感
- 風邪による発熱・悪寒・鼻づまり
- 項部のこわばり、肩こり
- めまい、ふらつき
- うつ症状、不安、脳疲労
- 高熱・昏迷・癲癇(てんかん)
名前の由来(オリジナル解釈)
「風」は外邪のひとつで、動揺・変化・侵入性を持つ自然の力を象徴する。 「府」は“溜まり・集まり”の意味。 つまり**風府とは、「風(邪気・情報・刺激)が集まる中枢」**。 このツボは、外界からの風邪だけでなく、**社会や人間関係から吹き込んでくる精神的ストレスの入口**とも解釈できる。 現代では「情報過多社会における風のゲート」として見ることもできる。
中医学的意義
- 督脈上にあって脳に通じる要穴。「風邪の侵入口」であり、「陽気の上昇口」でもある。
- 風熱・風寒のどちらにも関係し、体表から脳内への気血の出入口となる。
- 風府の開閉によって、**意識・自律神経・精神の安定**が左右される。
象徴的な意味
- 外界と内面の“通風口”。風=情報・気配・空気感を察知するセンター。
- 「風に流されやすい自分」を整えるためのツボ。思考と感覚の再起動ポイント。
- スピリチュアル的には「魂の背後から吹き込む気配を受け取る感受点」。
臨床応用のヒント
- 慢性的な“うなじの冷え感”“首の後ろがゾワつく感じ”がある人に特に有効
- 精神的に“風に振り回される(=他人の言動に敏感すぎる)”タイプの方の安定に
- ストレス性の頭痛、頭重、集中力低下にも◎
セルフケア・意識法
- 朝、風府に手のひらを当てて深呼吸。「私は私の風を受け入れ、必要のない風は通り過ぎていく」と心の中で唱える
- 疲労や脳疲れを感じたら、風府に冷タオルをあてて2分 → 一気に脳がリセットされる
- “背中越しに風を感じる感覚”を思い出すだけで、自律神経のバランスが回復する
補足:風の通り道は心の影響も受ける
風府が詰まっている人は、**人の気配や空気感に過敏になりすぎていることが多い**。 また、過去のストレスが“首の後ろ”に残っている場合も多く、ここを開くことで**「自分に吹き込んでいた外的ストレス」を浄化**できる。 風府は単なる肉体のツボではなく、**「時代の風」「社会の風」から自分を守るシールドの起点**とも言える。

→脳戸(のうこ)
←瘂門(あもん)
→手の太陰肺経
←任脈
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