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強間(きょうかん) |

「バラけた意識を、またひとつに結ぶ“魂の帰還点”」
英語
Governor Vessel(GV)18
Qiang Jian(Unyielding Space)
強間(きょうかん)
奇経 督脈18
The Du Meridian (Dumaixue)
強間
きょうかん
kyokan
取穴部位
脳戸穴の上1寸5分、百会の後3分、正中線上に位置する小泉門部(乳児期に開いている頭蓋骨の合わせ目)
まさに“精神と肉体を貫く”ライン上の隠れたエネルギーポイント。
筋肉
帽状腱膜(筋膜系統)
運動神経
―(主に感覚領域)
知覚神経
大後頭神経(C2)
血管
後頭動脈枝(頭頂部後方への分布)
主治
- 頭痛(特に後頭部〜頭頂の張るような痛み)
- 精神疲労・集中力低下・脳の“ぼんやり感”
- 夜間覚醒・浅い睡眠・夢過多
- 脳震盪後の不調・眩暈・首筋のこわばり
名前の由来(独自解釈)
「強」は“力を集めて一点に集中させる”意、「間」は“エネルギーの通り道・隙間”の意。 つまり「強間」とは、**陽気を天に向かって通し、精神を統一・集中させるための“高次ポータル”**を意味する。 この場所は、“百会”という意識の中心点のすぐ後方にあり、「思考」と「意識の統合」の接合部である。 とくに、**散漫になった意識を一点に戻し、内なる軸を強化する“精神の再集中点”**とされる。
中医学的意義
- 督脈の上昇路線の中でも「陽気が脳に達してなお余る」地点。過剰な陽気を受け止めて整える。
- “脳髄の余剰”がこもると、この部位に「詰まり・うっ血感・鈍重感」が生じる。
- 外風・内風の影響を受けやすく、「風邪が抜けきらない頭のモヤ」にも有効。
象徴的意味(スピリチュアルも含む)
- 「迷いがちな思考を、再び“中心線”に戻す回帰点」
- “頭上の門”でありながら、百会と異なり「静けさ・内観・統一」に向かうエネルギーが強い
- チャクラ的には**クラウンチャクラの“裏口”**として機能し、静的瞑想時に働く感覚もある
臨床応用
- 高ぶった精神を落ち着けたいときに(過集中・強迫・過剰思考)
- 情報過多や過思による「思考の霧が晴れない」状態に
- 瞑想や祈りの際、精神の軸を整える導入ポイントとして
セルフケア・意識法
- 指先で軽く触れるだけで十分。強刺激よりも「静かな接触」が有効
- 両目を閉じ、「思考が散っても、ここでまた集まる」と心で唱える
- 朝晩の3分、“頭の中をからっぽにする時間”にこのツボを使うと、脳の代謝がスムーズに
補足:なぜ現代人に必要か?
現代人の多くは「外に意識が散ってばかり」で、自分の“内なる軸”に意識が戻ってこない。 強間は、**「思考の暴走を止めて、もう一度“内の沈黙”へ戻す」ための場所。** 情報に疲れ、脳の中に“隙間”がなくなった時に、ここが開くと心が整い、身体も自然と調和に向かう。

→後頂(ごちょう)
←脳戸(のうこ)
→手の太陰肺経
←任脈
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