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上星(じょうせい) |

「光が差し込む窓。天と精神の回路を整える“額の星”」
英語
Governor Vessel(GV)23
Shang Xing(Upper Star)
上星(じょうせい)
奇経 督脈23
The Du Meridian (Dumaixue)
上星
じょうせい
josei
取穴部位
前髪際から1寸(約3cm)後方の正中線上。額の生え際直上、額中央の奥に位置する。
触れると少し窪みを感じやすく、思考や感情が集まりやすい場所でもある。
筋肉
帽状腱膜、前頭筋
運動神経
顔面神経(前頭枝)
知覚神経
滑車上神経、眼窩上神経
血管
滑車上動脈、眼窩上動脈
主治
- 額の痛み、頭痛(特に前頭部)
- 鼻づまり、鼻出血、慢性鼻炎
- 眼精疲労、まぶたの重さ
- 不眠、神経過敏、思考過剰による疲労感
- 集中力の欠如、イライラ
名前の由来(オリジナル解釈)
「上星」は文字通り「星の上」、つまり**“天に近づく場所”**を意味する。 ここでの「星」とは天体ではなく、**意識の光(=神志・精神活動)**の象徴であり、上星はその“扉”にあたる。 精神的な光が肉体の額を通って内側に入る場所として、古くから“神明が宿る門”ともされてきた。 つまり「上星」とは、**「内なる星(魂)と繋がる場所」**であると捉えられる。
中医学的意義
- 督脈の昇りが前頭葉の活動を調整し、思考の暴走を防ぐ
- 鼻腔との関連が深く、肺気と上焦の調和に関与
- 「神庭」や「百会」との連動で精神の安定、清明な思考を導く
象徴的意味(スピリチュアル的含意)
- 「第三の目」と呼ばれる領域に近く、直感や洞察を高めるポイント
- 内観・瞑想・深い祈りの際に自然と意識が集まる場所
- “自分と天をつなぐ光の橋”として、意識の中枢への入り口を形成する
臨床応用・活用例
- 集中力が散漫なとき、上星に軽くタッチして意識を中央へ戻す
- 花粉症や鼻詰まりのクライアントに、鼻の通気と精神鎮静を両立する施術点として
- デスクワーク後の前頭部疲労に、円を描くような刺激でリセット効果
セルフケア法(現代人向け)
- スマホやモニターを長時間見たあと、上星を人差し指と中指で優しく10秒ほど押圧
- 目を閉じ、「額の奥に青白い星がある」とイメージし、そこに呼吸を送り込む
- 思考が多すぎるとき、上星→百会→風池と流すように軽く撫でる
補足:なぜ現代人に必要か?
現代社会では、情報処理能力ばかりが先行し、「感じる・静まる・つながる」力が衰えている。 上星はそのバランスを取り戻す鍵。**額に集まりすぎたエネルギーを“整えて”“下ろす”**役目を担っている。 人前で話す、パフォーマンスをする、アイデアを生み出す──**精神が燃えすぎる瞬間こそ、上星でリセットを。**

→神庭(しんてい)
←顖会(しんえ)
→手の太陰肺経
←任脈
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