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霊道(れいどう) |

「心と体の“言葉にならない声”が交差する、秘められた感情の通路」
感情を我慢したその先に、言葉にできない不調が残る。
霊道は、抑え込まれた“心の真実”が、体を通じて語りかけてくる場所。
そこに耳を澄ませることが、回復への第一歩になるかもしれません。
英語
Heart(HT)4
Ling Dao(Spirit Pathway)
霊道(れいどう)(経金穴)
手の少陰心経4
The Heart Meridian of Hand-Shaoyin
霊道
れいどう
reido
取穴部位
前腕前内側、尺側手根屈筋腱の橈側縁で、神門(HT7)から1寸5分上方。
腕をやや外転させると、腱の間に自然に現れる細い“すじ道”を指で探りながら取ると良い。
筋肉
尺側手根屈筋、浅指屈筋
運動神経
尺骨神経(尺側手根屈筋支配)
知覚神経
内側前腕皮神経
血管
尺骨動脈(本幹に近接)

主治
・心悸(動悸)
・胸痛、不安感、胸苦しさ
・手掌〜小指にかけてのしびれやだるさ
・精神的緊張からくる手の震えや冷え(自律神経系の乱れ)
・呼吸の浅さ、息苦しさ(心肺の連携障害)
名前の由来(オリジナル解釈)
「霊」とは、**魂や精神の純粋な働き**を意味し、「道」は**その流れる通路・通じるライン**を表す。
このツボは、**“霊(心神)と肉体との間をつなぐ導線”**とも言え、心の状態が肉体に反映される通り道。
たとえば、胸が苦しい、手が冷たい、言葉にならない不安——それらは心と体の“霊の道”が滞っているサインかもしれない。
中医学的意義
・心経の**経穴(金穴)**であり、「心の熱・火」を“発散”させる役割を担う。
・特に「心火上炎」や「心血不足」により、胸部の鬱熱・不安・失眠などが起こる際に有効。
・心経は舌・脳・肺とも連絡しているため、舌の違和感・言語のもつれ・呼吸の乱れにも関与。
現代的応用・象徴的意義
・霊道は「言葉にできない不調」を感じるときに効くツボ。
・特に、理屈では説明できない胸苦しさ・動悸・感情の乱れがあるときに、内なる声を聴く“通路”を再開させる手がかりとなる。
・「こんなことで悩んではいけない」と思って封じ込めた感情は、しばしばこのツボに“痛み”として現れる。
セルフケアのヒント
・自分の心に素直になりたいとき、心臓の鼓動に耳をすませるようにこのツボに触れてみる。
・軽く3本の指で円を描くようにマッサージすると、胸がふっと軽くなる瞬間がある。
・入浴中、温まった状態でこのツボを感じながら深呼吸するのもおすすめ。
注意点
・尺骨動脈に近いため、刺鍼はやや橈側へ角度をつけて安全に。
・精神疾患で緊張が強い患者には、軽擦や温灸から始めるのが良い。
→通里(つうり)
←少海(しょうかい)
→足の陽明胃経
←手の太陰肺経
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