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中封(ちゅうほう) |

英語
Liver(LV)4
Zhong Feng(Mound Center)
中封(ちゅうほう)(経金穴)
足の厥陰肝経4
The Liver Meridian of Foot-Jueyin
中封
ちゅうほう
chuho
取穴部位
内果(うちくるぶし)の前方1寸、前脛骨筋腱の内側下際の陥凹部。
足首の内側を触れ、脈打つ動脈のすぐ前、やや深く押すと鈍い響きがある場所。
筋肉
前脛骨筋腱
運動神経
深腓骨神経
知覚神経
伏在神経
血管
前内果動脈
主治
- 足関節の腫れや捻挫、可動域制限
- 肝気鬱結による下肢の張り・しびれ
- 女性の月経不順・PMS・むくみ
- 心身の過剰な緊張や怒りの高ぶり
- 睡眠の浅さ、夢が多い、起きても疲れが抜けない
名前の由来
「中」は“中心・バランスのとれた状態”、「封」は“閉じ込める・守る”を意味します。 中封とは、**内なる秩序を“守り”、気血の乱れを中心に留めて正す**要穴。
このツボは、**足関節という“動と静”の境界に位置し、内なる混乱を鎮める結界のような存在**です。 過剰な動き(怒り・焦り・突進)を調整し、心身の芯を「中心(中)」に戻す働きがあるのです。
現代的な意義と臨床的ポイント
- 怒りっぽい・イライラしやすい・気が散るなど、**肝気上逆**のサインに
- 身体が常に「逃げ腰」で、地に足がつかない感覚がある人に使うと安定感が出やすい
- 足首の不安定さが精神の不安定さにリンクしているケースに有効
- PMS・月経前のむくみ・下肢の冷えと重だるさに対し、「気の出口を整える」ツボ
東洋哲学との関係性
足の肝経は「木」=成長・始動・方向性のエネルギーを象徴しますが、**その勢いが暴走すれば、心身は崩れます。** 中封はその暴走にストッパーをかけ、「行きすぎを中庸に戻す」ツボです。
心に波風が立つとき、人は自らの“中心”を見失いがちになります。 中封に触れるとは、**“自分の中心に気づき、もう一度そこに立ち直る”という行為**でもあります。
このツボを活かすことは、「怒りで道を誤らぬよう、静かに方向を修正する智慧」に他なりません。

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