HOME | 経絡・経穴(ツボ) | 足の厥陰肝経 | 中封(ちゅうほう)

経絡・経穴(ツボ)

中封(ちゅうほう)

英語
Liver(LV)4
Zhong Feng(Mound Center)

中封(ちゅうほう)(経金穴)

足の厥陰肝経4
The Liver Meridian of Foot-Jueyin

中封
ちゅうほう
chuho

取穴部位
内果(うちくるぶし)の前方1寸、前脛骨筋腱の内側下際の陥凹部。
足首の内側を触れ、脈打つ動脈のすぐ前、やや深く押すと鈍い響きがある場所。

筋肉
前脛骨筋腱

運動神経
深腓骨神経

知覚神経
伏在神経

血管
前内果動脈

主治


名前の由来
「中」は“中心・バランスのとれた状態”、「封」は“閉じ込める・守る”を意味します。 中封とは、**内なる秩序を“守り”、気血の乱れを中心に留めて正す**要穴。

このツボは、**足関節という“動と静”の境界に位置し、内なる混乱を鎮める結界のような存在**です。 過剰な動き(怒り・焦り・突進)を調整し、心身の芯を「中心(中)」に戻す働きがあるのです。

現代的な意義と臨床的ポイント
東洋哲学との関係性
足の肝経は「木」=成長・始動・方向性のエネルギーを象徴しますが、**その勢いが暴走すれば、心身は崩れます。** 中封はその暴走にストッパーをかけ、「行きすぎを中庸に戻す」ツボです。

心に波風が立つとき、人は自らの“中心”を見失いがちになります。 中封に触れるとは、**“自分の中心に気づき、もう一度そこに立ち直る”という行為**でもあります。

このツボを活かすことは、「怒りで道を誤らぬよう、静かに方向を修正する智慧」に他なりません。

足の厥陰肝経

→蠡溝(れいこう)

←太衝(たいしょう)

→任脈

←足の少陽胆経

関連記事

肝 東洋医学