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陰廉(いんれん) |

**「肉体的・感情的な深層ポイント」
現代人が抱える見えない緊張やストレス、性的トラウマや自己否定など、単なる婦人科疾患にとどまらず心と身体の統合点**
英語
Liver(LV)11
Yin Lian(Yin Corner)
陰廉(いんれん)
足の厥陰肝経11
The Liver Meridian of Foot-Jueyin
陰廉
いんれん
inren
取穴部位
大腿内側、気衝穴(任脈)から外下方2寸、
大腿動脈拍動部に位置し、恥骨筋と長内転筋の間に取る。
足五里よりも上方で、より骨盤内臓器との連動性が高い部位である。
筋肉
恥骨筋、長内転筋
運動神経
大腿神経(恥骨筋)
閉鎖神経(長内転筋)
知覚神経
陰部大腿神経
血管
大腿動脈
主治
- 生理不順・月経過多・月経痛
- 子宮筋腫・卵巣嚢腫・骨盤内うっ血
- 陰部の冷え・違和感・感覚異常
- 男性の前立腺炎・精力低下
- 性的トラウマの影響による股関節周辺の硬直
名前の由来
「陰」は陰部・女性器・内なるエネルギーの象徴。 「廉」は“すみ”や“へり”を意味し、「境界」「接点」を示す語。 つまり**陰廉とは「陰部エネルギーの境界部」**に位置する重要な交差点であり、 肉体的にも精神的にも“内なる陰の秘密”が現れやすいポイントである。
古代には、**女性性の解放と制御の拠点**ともされ、 封じ込められた情動や創傷記憶が蓄積しやすい部位とも伝えられている。
臨床的意義(独自視点)
- 陰廉は「生殖器と心の連結点」として重要視され、特に**心因性の婦人科疾患**に反応しやすい。
- 婦人科疾患の訴えがあるが、検査で異常が見つからない場合、このツボに圧痛が出ることが多い。
- また、無意識に陰部や股関節を緊張させている人には、深い呼吸や自己受容を促す施術点にもなる。
- このツボに鍼灸を施すことで、「身体的快復」に加えて「性的トラウマの開放」や「自己肯定感の回復」につながるケースもある。
東洋哲学的考察
陰廉は“心身の深層に触れる門”である。 とりわけ女性においては、社会や家庭における“役割”や“制約”が身体に反映されやすく、 陰部の冷えや閉塞感、性的違和感となって現れることがある。
このツボは、そうした**抑圧された感情の出入り口**であり、 陰のエネルギー(静けさ、内省、受容)を再び自由に流し、
自己の深層と向き合う力を呼び覚ますスイッチにもなる。
補足 - 曲泉〜陰廉〜足五里は、骨盤内のエネルギーの「溜まり」と「流れ」の両方を制御できるライン。 - 鍼は慎重に、浅すぎても深すぎても効果が出にくいため、**“精神と身体の境界”に刺す意識**が求められる。 - 臨床では、不妊治療・性機能障害・トラウマケアなど、**深層アプローチの起点**として活用される。

→急脉(きゅうみゃく)
←足五里(あしのごり)
→任脈
←足の少陽胆経
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