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大陵(たいりょう) |

▶ 現代の「感情に溺れる時代」に、大陵は“心の錨”となる。
▶ 原穴であることの意味は、“その人自身”に戻る扉であること。
英語
Pericardium(PC)7
Da Ling(Great Mound)
大陵(たいりょう)(兪土穴)(原穴)
手の厥陰心包経7
The Pericardium Meridian of Hand-Jueyin
大陵
たいりょう
tairyo
取穴部位
手関節前面横紋の中央。
橈側手根屈筋腱と長掌筋腱の間に位置し、脈が感じられるところ。
筋肉
橈側手根屈筋腱、長掌筋腱、浅指屈筋
運動神経
正中神経
知覚神経
正中神経浅枝
血管
掌側手根動脈網

主治(臨床応用)
・心の不安、胸悶、動悸、驚きやすさ(驚悸)
・不眠、特に「考えごとで眠れない」タイプ
・手首の痛み、手の痺れ、正中神経に関わる症状
・精神緊張、自律神経のアンバランス
・心窩部のつまりや胃の不快感(心胃不和)
▶ 「心」と「神志(こころ)」の出入り口であり、情緒の波を調える“心の砦”。
名前の由来(オリジナル解釈)
「大」は広く強い力を、「陵」は高まり・墓・守る場所を意味する。
ゆえに「大陵」は“心神を守るための大きな丘”。
そこは感情の奔流から人を守る“精神の要塞”のような場所であり、
このツボを通して「守れなかった心」を再び包みなおすことができる。
象徴的な意味・精神的意義
・感情の揺れ動きを静かに受けとめる「心の地盤」
・不安・怒り・混乱の渦に巻き込まれそうなとき、感情の中心軸を取り戻す
・「心を失いそう」「胸がざわついて苦しい」とき、理性と感情の境界を再接続
▶ 大陵は、“心が乱れる前に心を守る”場所。
騒がしすぎる現代の感情の防波堤。
臨床応用のヒント
・精神安定剤や睡眠導入剤の代わりにまず用いたい、心神安定の代表ツボ
・ストレスによって起こる胃痛や食欲不振にも応用(心胃不和の調整)
・パニック障害、不安神経症、ストレス性動悸などに対しても確かな効果
・指圧・温灸・ローラー刺激など、さまざまな刺激法が効果的に作用
セルフケア・養生法
・仕事中や人前で緊張が強まったとき、指先で円を描くように優しく押す
・夜寝る前に温灸で温めると、心が落ち着き深い眠りに導かれる
・手首の硬さや冷えを感じる人には、お風呂中に軽くもみほぐすのも効果的
詩的な表現
・「大陵は、傷ついた心が安心して横たわる“静かな丘”」
・「感情が渦を巻く時、心を守る要の場所」
・「心に嵐が吹く夜、灯火のように胸を照らす一点」
→労宮(ろうきゅう)
←内関(ないかん)
→手の少陽三焦経
←足の少陰腎経
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