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労宮(ろうきゅう) |

▶ 労宮は、“触れる”という最も原始的な癒しの源。
▶ 疲れた人に手を差し出すとき、その手が癒しを持つのは労宮の力。
英語
Pericardium(PC)8
Lao Gong(Palace of Toil)
労宮(ろうきゅう)(榮火穴)
手の厥陰心包経8
The Pericardium Meridian of Hand-Jueyin
労宮
ろうきゅう
rokyu
取穴部位
手掌部で、手を軽く握ったとき中指と薬指の先端が触れるあたり。
手掌の中央付近で、最も“気”が集まりやすい場所。
筋肉
浅指屈筋腱、虫様筋
運動神経
正中神経、尺骨神経
知覚神経
正中神経浅枝
血管
総掌側指動脈

主治(臨床応用)
・掌のほてり、火照り(陰虚火旺)
・手掌多汗、緊張性発汗、自律神経の乱れによる手の症状
・舌のもつれ、しゃべりにくさ、心神の乱れ
・不安、不眠、精神的なイライラ、過敏症
・心筋虚弱、息切れ、動悸など心包関連の慢性症状
・中医学では“心火上炎”に対して重要なツボとされる
▶ 感情と熱が手からあふれ出る場所。
▶ 心の火が手に現れるとき、まずここを冷ます。
名前の由来(オリジナル解釈)
「労」は労苦・努力・働き。「宮」は中心・王が住まう場所。
すなわち「労宮」とは、働きによって火が宿る“手の中心宮”。
ここは体の中でもっとも“気”と“心火”が集まり、また外に放たれる出口でもある。
「心が手に現れる」——労宮はその“現場”であり、“心の温度計”。
象徴的な意味・精神的意義
・心の熱を鎮め、落ち着きを取り戻す場所
・他者に触れることで心を通わせる「癒しの掌」の中心
・“手は心の延長”であり、手を癒すことは心を癒すことと等しい
・疲れた心が、最も休息を求めるツボ
▶ 労宮は、“働きすぎた心”にやすらぎをもたらす静かな泉。
臨床応用のヒント
・精神的ストレスからくる手の火照り、発汗、しびれにはまずここを確認
・深い呼吸とともに労宮を押すと、全身の気が下がりリラックス効果が高まる
・高熱時の“心火を逃す”応急処置として用いられることもある(特に刺絡)
・心因性の呼吸困難・のぼせなどには手首~労宮ラインの開放が有効
セルフケア・養生法
・ストレスが強いとき、手のひらを押し合い静かに圧をかける
・入浴中にぬるま湯に手を浸しながら、労宮を円を描くように刺激
・過労時、両手を心臓に当てて“労宮から心に気を戻す”イメージで休息
詩的な表現
・「労宮は、心の灯が揺れる“手の中の祈りの場所”」
・「掌の熱が語るのは、今日一日心が抱えた言葉にならない感情たち」
・「この場所を押すと、心の奥の火が静かに揺れて、和らいでゆく」
→中衝(ちゅうしょう)
←大陵(たいりょう)
→手の少陽三焦経
←足の少陰腎経
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