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天宗(てんそう) |

「心の翼を、もう一度開く場所」
背中が語る言葉は、あなた自身が気づいていない声かもしれません。
天宗を通して、もう一度「心の翼」を思い出し、
重力から少し自由になってみませんか。
英語
Small Intestine(SI)11
Tian Zong(Celestial Gathering)
天宗(てんそう)
手の太陽小腸経11
The Small Intestine Meridian of Hand-Taiyang
天宗
てんそう
tenso
取穴部位
肩甲骨の肩甲棘と下角の中間、いわゆる棘下窩の中央。
肩甲骨の裏側に指を沿わせ、骨のくぼみに自然に指が吸い込まれる場所。
筋肉
棘下筋(ローテーターカフの一部)
運動神経
肩甲上神経
知覚神経
肋間神経外側皮枝、胸神経後枝
血管
肩甲回旋動脈、肩甲上動脈

主治
・肩背部のこわばり、肩甲骨周囲炎、四十肩・五十肩
・肩を動かした時の痛みや“詰まり感”
・腕の挙上困難、背中を回す動作制限(結髪・結帯動作)
・呼吸が浅く、胸郭が開きにくい感じ
・精神的ストレスによる背部緊張、慢性疲労
名前の由来(オリジナル解釈)
「天」は“高次元・精神・空間”を、「宗」は“中枢・尊ぶ・集まる”という意味。
つまり「天宗」とは、背中という“無意識の感情空間”において、精神的中心点となる場所。
また、肩甲骨は「羽(はね)」に例えられることもあり、天宗はその羽の付け根。
「人が精神的に飛翔するための“力の支点”」という象徴的意味をもつ。
中医学的意義
・小腸経は「心」の表裏をなす経絡であり、心神の緊張は肩背部に現れやすい。
・天宗は、感情が溜まりやすい背中のエネルギーを解放するツボとして重要。
・特に「心火上炎(緊張・焦燥・怒り)」の余熱を肩背部から抜く働きをもつ。
現代的応用と象徴的意義
・スマートフォンやパソコンの常用により、現代人の「背中」は常に丸まり、
心の開放性・自発性が失われがち。
天宗は“背中を開く”ことで、心の空を広げ直すスイッチとなる。
・また、天宗は「人の後ろ姿が語る疲れ」に反応するポイント。
自分では気づかないが、他人には伝わってしまう“無言の疲労感”をリセットできる場所。
セルフケア・活用法
・壁にもたれて、テニスボールや指圧器具を使って天宗をゆっくり刺激。
・深い呼吸と組み合わせることで、背中のこわばりがほぐれ、
胸が自然に開くようになる。
補足
・女性ではブラジャーの紐が当たる位置に近いため、日常的な圧迫で鈍くなりやすい。
時折この部位を意識的に“解放”するだけでも、全身の循環が大きく変わる。
・鍼灸治療では、「精神疲労と身体的疲労が交錯したとき」に非常に有効。
→秉風(へいふう)
←臑兪(じゅゆ)
→足の太陽膀胱経
←手の少陰心経
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