
吐き気
英語
Nausea
吐き気がする、吐き気の原因や対処法、吐き気に効くツボまで詳しく解説
もくじ
- 吐き気とは
- 吐き気の原因
- 吐き気の特徴
- 女性の吐き気
- 吐き気とストレス
- からえずきとは
- 歯磨きと吐き気
- 吐き気と虫歯
- 吐き気の対処法
- 病院で処方される主な薬
- 吐き気に使われる経絡・経穴
- 中医学的にみた吐き気の見立てと養生
吐き気とは
吐き気とは、胃や腸の内容物が逆流して口から吐き出されそうになる不快な感覚で、しばしば嘔吐を伴います。
この反応は生体の防御反応として、体内の異物や有害物質を排出する仕組みの一部です。
吐き気の原因
中枢神経(延髄の嘔吐中枢)が薬物、毒素、内臓の刺激、ストレスなどにより刺激されて起こります。
- 薬物・化学物質:抗うつ薬や抗がん剤、アルコールなど。
- 中毒・内分泌異常:糖尿病性ケトアシドーシス、尿毒症、妊娠初期。
- 頭部外傷・脳圧亢進:脳出血、脳腫瘍、脳炎。
- ストレス性:パニック障害、心因性嘔吐。
- 消化器疾患:胃炎、胃潰瘍、メニエール病。
- シックハウス症候群:ホルムアルデヒド、トルエン等。
吐き気の特徴
- 空腹時:胃酸過多や妊娠。
- 食後すぐ:胃炎、胃潰瘍。
- 慢性:腎不全、膵炎など。
女性の吐き気
月経、妊娠、更年期といったホルモンの変動により、自律神経の失調から吐き気が現れることがあります。
吐き気とストレス
強いストレスにより交感神経が過剰に働くと、胃腸の蠕動運動が止まり、吐き気につながります。
過食症や機能性ディスペプシアも関連があります。
からえずきとは
嘔吐物が出ないまま「えずく」状態で、強い緊張や心理的ショック時に起こります。
歯磨きと吐き気
喉の奥への刺激や過敏な嘔吐反射により、歯磨き中に吐き気が出ることがあります。ストレスや疲労時に増強します。
吐き気と虫歯
胃酸の逆流により、口腔内が酸性になりやすくなり、虫歯リスクが高まります。
吐き気の対処法
- 右側を下にして横になり、腹式呼吸を行う。
- 換気して新鮮な空気を取り入れる。
- 少量ずつ水分補給する。
- 背中や首をさする。
自然治癒の考えでは、体内の異物を吐き出す「吐」は重要な作用であり、無理に止めないことも時には大切です。
病院で処方される主な薬
- 制吐剤(プリンペラン、ナウゼリン、ゾフラン)
- 抗ヒスタミン薬(レスタミン、アネメジン)
- 抗不安薬(ワイパックスなど)
- 胃酸抑制薬(PPI・H2ブロッカー)
副作用には眠気、運動障害、依存性などもあります。注意が必要です。
吐き気に使われる経絡・経穴
お灸などセルフケアにも活用できます。
中医学的にみた吐き気の見立てと養生
中医学では吐き気は「胃気上逆」「痰飲内停」「肝気犯胃」などが原因とされます。
- 胃気上逆:暴飲暴食・ストレスによる気の逆流。
→生姜、陳皮、半夏など。 - 痰飲内停:胃内に余分な水分・痰が滞る。
→茯苓、半夏、白朮など。 - 肝気犯胃:怒りやストレスで気が乱れ胃を犯す。
→柴胡、香附子、白朮など。
これらを弁証し、食事・休養・鍼灸・呼吸法などによって整えていくことが大切です。
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