パニック障害の原因とは?
〜こころとからだを整える視点から〜

突然の発作、息苦しさ、心臓のドキドキ…
「これって心の問題?それとも身体が悪いの?」
そんな不安を抱えながらも、なかなか本当の原因が見えにくいのがパニック障害です。
現代医学からみた主な原因
脳内の神経伝達物質(セロトニンやノルアドレナリン)がうまく働かず、恐怖や不安に過敏に反応してしまう状態。
特に「扁桃体」と呼ばれる部位が過剰に働くことで、突然の不安発作が起こるとされます。

その他の原因の仮説
遺伝的素因に関してもさまざまな研究が行われ、
近年ではゲノムワイド関連解析(GWAS)なども行われていますが、再現性のある結果は得られていません。
神経学的な研究も行われており、パニック障害と関連する神経回路としての仮説が考えられています。
また、ソーアミノ酪酸(GABA)の受容体の減少や、セロトニン受容体の減少の報告もあります。
多くの患者が重大な病気かもしれないという不安を持っているので、パニック障害が精神疾患により身体症状を呈しているということを説明することが大切とされています。
心理的・生活背景にある原因
→強いストレス
→過労や睡眠不足
→真面目で完璧主義な性格
→過去のトラウマ体験(事故・離別・病気など)
「何かきっかけがあって発作が始まった」そう語る方はとても多くいます。
中医学・自然療法の視点から
中医学では、パニック障害は「心・肝・腎」の不調が中心にあります。
身体の中で気や血、水のめぐりが滞り、心身が安定を失うことで起こるとされています。
よく見られる体質タイプ:
- 肝気鬱結: ストレスによる気の停滞、イライラ・緊張感
- 心脾両虚: 精神疲労・不安・集中力低下
- 腎陰虚: 自律神経やホルモンのアンバランス、動悸・のぼせ
- 痰熱内擾: 身体にこもった熱と余分な水分が心を乱す
根本から見直すために必要なこと
パニック障害は「こころ・からだ・環境」のバランスの崩れによって起きるものです。
そのため、「薬で症状だけを抑える」のではなく、心の理解と身体の土台から整えるアプローチが有効です。
整身・整息・鍼灸・カウンセリングを通じて、
あなた本来の「安定した日常」を取り戻すお手伝いができます。
パニック障害の臨床で使用する経絡・経穴(ツボ)の例:
百会、膻中、天柱、風池、手の三里、足の三里、肝兪、腎兪
その他
豊隆、内庭など。
※市販の「お灸」をする時の参考としても使用できます。
パニック障害の経穴(ツボ)
パニック障害
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関連外部リンク
Panic disorder
NHS
Panic attacks and panic disorder
Mayo Clinic
Panic Disorder: When Fear Overwhelms
National Institutes of Health (NIH) (.gov)