
小児心身症外来の心療鍼灸
日曜日の閉院時間に親子施術を行っております。
お気軽にお尋ねください。
先ずはメールで詳細をご相談いただけるとスムーズです。
▶ お問い合わせフォーム
英語
Acupuncture and moxibustion for pediatric psychosomatic outpatients
小児心身症外来の心療鍼灸、小児心療内科疾患に効くツボまで詳しく解説
もくじ
執筆者
小学5年生の娘をもつお母さんからのお問い合わせ
今年の春から中途覚醒によるストレスがあります。
頭痛や聴覚過敏にも悩まされており、学校も五月雨登校の状態です。
緊張した体をリラックスさせて体調を良くし、少しでも過敏度が抑えられるようにしてあげたいと思っています。
通院歴
生後10ヶ月検診にて運動面の発達の遅れを心配しました。
紹介された発達専門の小児科を受診した際に感覚過敏があると指摘され、定期的に通院し、1歳半より療育を開始しました。
4歳で主治医より個性の範疇だと言われ通院は終了し、念の為に続けた療育も卒園時に終了しました。
感覚過敏として幼少期より一番気になったのは味覚で今も偏食が酷く食べられる物は少なく給食は苦手です。
聴覚過敏は花火等大きな音は苦手でしたが、今年の春までは日常的な音に関しては特に問題はありませんでした。
今年の春から中途覚醒を伴う睡眠障害に悩まされ、かかりつけの小児科で漢方を処方されましたが変化がありません。
ストレスからか頭痛や倦怠感、聴覚過敏の症状が顕著に現れました。
次に睡眠外来も受診し睡眠導入剤を処方されましたが効き過ぎて日中のだるさが出た為摂取を中止しました。
現在は小児精神科を受診しており定期的に通院しています。
病院では頭痛には葛根湯やカロナールを倦怠感には市販の風邪薬を摂取して対処しています。
5月以降聴覚過敏の症状が更に強くなり、ザワザワする教室に居られず6月半ばより別室登校をしています。
登校すると様々な音が刺激になって緊張し体が疲れるようで、頭痛や倦怠感を訴える頻度が高くなっており以前と比べ免疫力が落ちているのを痛感します。
親としましては薬に頼らず体調を改善し、過敏度を抑えられたらと思っています。
緊張した体をリラックスさせて体調を良くし、少しでも過敏度が抑えられるようにしてあげたいと思っています。

小児心身症とは
小児心身症とは、子どもにみられる「からだの症状」に、心理的・社会的な要因が関わっていると考えられる状態をいいます。
身体に症状が現れる一方で、その背景には学校・家庭・友人関係におけるストレスや不安、環境の変化などが影響している場合があります。
小児心療内科や児童精神科では、お薬が用いられることもあります。一方で、症状への対応だけでなく、子どもを取り巻く環境や心身の状態を丁寧に理解していくことも大切だと考えています。
主な症状
頭痛、心因性腹痛、吐き気、下痢や便秘、頻尿
動悸、息苦しさ、めまい、嘔吐、咳
食欲不振、夜眠れない、疲れやすい
学校へ行こうとすると体調が悪くなる
心因性発熱、聴覚過敏、過呼吸、倦怠感
ニキビ、肌荒れ、アトピー、夜尿症
視力低下、かんの虫、好き嫌い
原因となりやすい要因
学校でのいじめや友人関係の悩み
勉強や習い事による負担やプレッシャー
家庭環境の変化や親子関係の悩み
自分の気持ちをうまく表現できず、我慢しやすい性格傾向
対応のポイント
身体的な病気がないかをまず確認する(必要に応じて医療機関で検査)
子どもの気持ちを受け止める(「甘え」と決めつけない)
学校や家庭環境を見直し、安心して過ごせる時間を確保する
必要に応じて専門的なサポートを活用する
(当院では日曜日に親子の施術を行っています)
▶ お問い合わせフォーム

小児心身症は心からのサイン
小児心身症は、心の負担やストレスが身体の症状として現れている状態と考えられています。
身体の症状だけに目を向けるのではなく、子どもの気持ちや生活環境にも目を向け、安心して過ごせる環境を整えていくことが、改善への大切な第一歩になります。

中医学の視点
子どもの心身は「未完成で柔らかい」ため、環境の影響を強く受けやすい。
心と体は一体であり、感情の乱れが五臓に影響して身体症状として現れる。
よく見られるパターン
肝気鬱結(ストレスや抑圧で気が滞る → 頭痛・腹痛・胸苦しさ)
脾虚(思い悩みや心配が多く、消化器が弱る → 食欲不振・便通異常)
心脾両虚(過度な緊張や不安 → 不眠・動悸・倦怠感)

対応法
鍼灸整体で気血の巡りを整える(例:太衝・足三里・内関など)
食養生:温かい消化に優しい食事、冷たいものや刺激物を控える
休息と安心できる生活リズム

整身・整息の視点
体と心の調和を大切にする実践です。
呼吸(整息):ゆったりとした呼吸を意識し、心身の緊張を和らげていきます。
姿勢(整身):無理のない姿勢を心がけ、胸やお腹まわりの力みを減らしていきます。
今この瞬間の身体感覚に意識を向けることで、過度な緊張や不安に気づきやすくなります。
子どもへの実践例
親子で一緒に呼吸を合わせる時間をつくり、安心できる環境を育てます。
そのためには、親子それぞれが心身を整えることも大切です。
学校や家庭では、「正しさ」だけでなく、「心地よさ」や「安心感」にも目を向ける習慣を大切にします。
子どもが自分自身の気持ちや身体の感覚に気づける環境づくりを支援します。
👉 小児心身症では、身体の症状だけでなく、心や生活環境にも目を向けることが大切です。
必要に応じて医療機関とも連携しながら、身体・心・環境の三つの側面から支えていくことが回復への助けとなります。

小児心身症に用いられる代表的な経穴
1. 心身の不安・不眠・緊張
内関(ないかん)[手厥陰心包経]
→ 精神安定、自律神経の調整、胸のつかえ
神門(しんもん)[手少陰心経]
→ 不安、不眠、心の落ち着き
百会(ひゃくえ)[督脈]
→ 精神を安定させ、気をめぐらせる
2. 頭痛・イライラ・気逆
太衝(たいしょう)[足厥陰肝経]
→ 肝気鬱結の改善、イライラ、頭痛
合谷(ごうこく)[手陽明大腸経]
→ 気の巡りを良くする、頭痛・顔面症状
3. 腹痛・食欲不振・便通異常
足三里(あしさんり)[足陽明胃経]
→ 胃腸の調子を整え、体力を補う
中脘(ちゅうかん)[任脈]
→ 胃の機能を調整、消化不良や食欲不振
脾兪(ひゆ)[足太陽膀胱経]
→ 脾胃を補い、消化吸収を助ける
4. 全身の気血不足・虚弱体質
関元(かんげん)[任脈]
→ 元気を補い、全身の虚弱を改善
三陰交(さんいんこう)[足太陰脾経]
→ 脾・肝・腎を同時に整え、心身のバランスをとる

整身・整息と組み合わせる意義
経穴刺激(鍼灸や指圧)で「気血の滞り」を解く
整身整息で「緊張から解放される呼吸と姿勢」を養う
→ 相乗効果で、子どもが本来持つ「回復力・安心感」を引き出しやすくなる
👉 よく使う経穴:
内関・神門・百会・太衝・合谷・足三里・中脘・脾兪・関元・三陰交

先ずはメールで詳細をご相談いただけるとスムーズです。
▶ お問い合わせフォーム
↓↓↓↓
こんな方におすすめ
✅「うちの子、なにか違和感がある」と感じている方
✅「症状だけでなく、心や生活環境にも目を向けたい」と考えている方
✅「親として、自分自身の在り方も見つめ直したい」と思える方
✅「子どもの気持ちや身体のサインを、もう少し丁寧に理解したい」と感じている方
子どもの未来を支えるために大切なのは、
✅“何が正しいか”だけでなく、“わが子にとって何が必要なのか”に耳を傾けることかもしれません。
推薦者
奈良先端科学技術大学院大学元教授
![]() |
私が同僚からの紹介で寿楽鍼灸整骨院に初めてうかがったのはもう数年前のことです。
以来、毎週、御指導をしていただき、ご意見にしたがって「自分で歩くこと」を実行したところ、70才以上になった現在でも、国内でまた海外で仕事を続けることが出来ています。 私は、寿楽鍼灸整骨院の健康・医療理念を推薦いたします。 |
推薦者
梅花女子大学 関西福祉科学大学
元教授 (応用行動心理学)
![]() |
井出くんは大阪鍼灸専門学校で私の心理学の授業を受け、卒業後、関西福祉科学大学で私が毎週日曜日に主催していた障害児指導の会に数年に渡り勉強をかねて手伝ってくれました。
その間に、幼い障害児を相手に応用行動分析の基礎と実践を学びました。 有能で勉強熱心で高度の臨床スピリッツを備えた優秀な人物であることを保証します。 |
何が正しいかではなく、何が起きているのかを見つめる
小学生や中学生の不登校や引きこもりは社会的な課題として広く認識されていますが、現在も十分な改善には至っていない状況があります。
また、さまざまな心身の不調を訴え、心療内科や精神科などを受診する子どもたちも少なくありません。
厚生労働省の発表によると、2024年の小中高生の自殺者数は529人となり、深刻な状況が続いています。
この現状は、私たち大人が子どもたちの心身の状態をより深く理解し、支えていく必要性を示しているのかもしれません。
近年は、心身の不調に対して医療的な支援を受ける子どもも増えています。
一方で、症状だけでなく、その背景にある生活環境や人間関係、成長過程での変化にも目を向けることが大切です。
成長期には内分泌ホルモンの大きな変化が起こり、身体だけでなく心にもさまざまな変化が現れます。
これまで経験したことのない感情や身体感覚に戸惑うことは、成長過程において自然な側面でもあります。
また、親との関係性の変化や友人関係、学校生活などを通じて、心理的・社会的な負荷も増えていきます。
その結果として、不安や抑うつ、動悸、過呼吸、不眠などの症状が現れることもあります。
大切なのは、こうした症状だけを見るのではなく、その子に何が起きているのかを理解しようとすることです。
周囲の大人が適切に理解し支えることで、子ども自身が成長の過程を乗り越えていく力を育みやすくなります。
診断名や症状だけに目を向けるのではなく、その背景にある環境や心の状態にも目を向けることで、新たな理解が生まれることがあります。
何が正しいかを議論するだけでなく、「その子に本当は何が起きているのか」を丁寧に見つめる姿勢が、これからの時代ますます大切になるのではないでしょうか。
先生が言っているから、周囲がそうしているからではなく、自ら考え、理解しようとする姿勢が、子どもたちの未来を支える力になると考えています。
先ずはメールで詳細をご相談いただけるとスムーズです。
▶ お問い合わせフォーム
→発達障害セルフチエック
セルフチエック
うつのセルフチェック
不安性格のセルフチェック
今の不安感のセルフチェック
対面のカウンセリングの重要性
オンラインではなく
対面でお会いすることが大切な理由
「自然治癒プログラム」とは
▶ あなたの生命力を取り戻すために
「自然治癒プログラム」
お問い合わせ・ご相談はこちら
「今のままではいけない」「本気で変わりたい」と思ったら、まずはお問い合わせフォームでご相談ください。
▶ お問い合わせフォーム
あなたが「変わる覚悟」を決めたとき、治癒は始まります。
身長・学力・体力を伸ばす整体
姿勢を整えて、自律神経、ホルモンバランスにアプローチします。パニック障害
関連記事
心身症
自律神経失調症
子どもの心療内科疾患(心身症)
子どもの心療内科疾患の特徴
心臓神経症の経穴(ツボ)
うつ病
起立性調節障害
慢性疲労症候群
お友達にシェアする!
参考文献
小児心身医学会ガイドライン集(改訂第3版): 日常診療に活かす7つのガイドライン
日本小児心身医学会 (編集)
南江堂; 改訂第3版
2025/10/1発売
子どものこころの発達を知るシリーズ05 心身症の子どもたちストレスからくる「からだの病気」 (子どものこころの発達を知るシリーズ 5)
田中英高 (著)
合同出版
2014/12/16発売
小児内科55巻6号2023年6月号 小児の心身症~いま改めて心身相関を考える~
「小児内科」編集委員会 (編集)
東京医学社
2023/6/13発売
関連外部リンク
Psychosomatic disorders in pediatrics
National Institutes of Health (NIH) | (.gov)
Psychosomatic Disorder
Cleveland Clinic
How to recognize and manage psychosomatic pain in the pediatric emergency department
National Institutes of Health (NIH) | (.gov)

