パニック障害と過換気症候群の違い

Difference between panic disorder and hyperventilation syndrome
パニック障害と過換気症候群
パニック発作の症状のうち呼吸器症状は過換気症候群と類似します。
パニック発作の場合は息苦しさは訴えても過換気発作までは起こさないことが多いといわれています。
パニック障害は DSM-5では「不安症、不安障害群」に分類されます。
それに対して過換気症候群はDSM-5で「身体症状症および関連症群」に分類され、異なるカテゴリーの疾患とされています。
しかし、症状の類似点が多く鑑別が難しく、合併していると思われる症例も多く報告されています。
過換気症候群では紙袋内呼吸により過換気発作が改善される場合があります。
それに対し、パニック発作で紙袋内呼吸によってCO2を上昇させると、症状を憎悪させるという報告もあります。

現代医学における両者の違い
パニック障害は、突発的な強い不安や恐怖感を伴い、動悸、息切れ、めまい、胸痛などの身体症状を呈する精神疾患です。原因は脳内神経伝達物質の異常やストレスとされ、認知行動療法や抗不安薬による治療が行われます。
一方、過換気症候群(過呼吸症候群)は、主に急激な呼吸の過多により、血中の二酸化炭素濃度が低下し、手足のしびれ、めまい、失神様症状を引き起こす一過性の発作です。精神的緊張が誘因であることが多く、呼吸法の指導や心理的ケアが中心となります。
中医学における弁証の違い
中医学では、両者とも「心神不寧」「肝気上逆」「痰気鬱結」などの範疇で捉えられますが、その本質には差異があります。
- パニック障害:主に「心脾両虚」「腎虚」「痰火内擾」として現れ、恐れ・焦燥・不眠などを伴う。根本には先天の虚や慢性的疲労、情志の乱れがある。
- 過換気症候群:「肝気鬱結」や「気逆」による急性発作として現れることが多く、一時的な情緒刺激が誘因となる。体質虚弱は必ずしも前提でない。
鍼灸による対応
両者に共通して「心」「肝」「腎」への調整を行いますが、弁証に応じた取穴が重要です。
パニック障害への代表的取穴
過換気症候群への代表的取穴
整身・整息メソッド
心身の根本安定には「整身(姿勢の調整)」と「整息(呼吸の調整)」の実践が不可欠です。
整身
丹田に意識を置き、背骨をまっすぐに立てて坐る。骨盤と頭頂の意識の軸を保つことで、内臓の位置と気血の流れを整えます。
整息
鼻からゆっくり吸い、口をすぼめて細く長く吐く。下腹部が静かに膨らみ・へこむように意識し、1日数回の習慣が安定した呼吸と情緒を育みます。
中医学の統合的役割
現代医学では薬物療法や心理療法が中心ですが、中医学では体質と気血のバランスに着目し、個別の内因・外因に合わせた調整を行います。特に未病の段階での気づきと養生により、発作の再発を防ぎ、根本からの快復を支援します。
パニック障害の根本治療

パニック障害の根本治療
プログラム
対面のカウンセリングの重要性
オンラインではなく
対面でお会いすることが大切な理由
セルフチエック
うつのセルフチェック
不安性格のセルフチェック
今の不安感のセルフチェック
パニック障害の臨床で使用する経絡・経穴(ツボ)の例:
百会、膻中、天柱、風池、手の三里、足の三里、肝兪、腎兪
その他
豊隆、内庭など。
※市販の「お灸」をする時の参考としても使用できます。
パニック障害の経穴(ツボ)
「自然治癒プログラム」とは
▶ あなたの生命力を取り戻すために
「自然治癒プログラム」
お問い合わせ・ご相談はこちら
「今のままではいけない」「本気で変わりたい」と思ったら、まずはお問い合わせフォームでご相談ください。
▶ お問い合わせフォーム
あなたが「変わる覚悟」を決めたとき、治癒は始まります。
パニック障害
お友達にシェアする!
関連外部リンク
Hyperventilation and panic disorder
National Institutes of Health (NIH) (.gov)
Hyperventilation Syndrome
Cleveland Clinic (.gov)
Hyperventilation in Panic Disorder and Asthma
National Institutes of Health (NIH) (.gov)